2017年07月10日

カバープランツ

カバープランツとは?
地面を覆うように広がる丈の低い植物、地被(ちひ)植物ともよばれます。地面を覆い隠すだけでなく位土壌の乾燥や山の流出、雑草を防ぐ役割もあります。つる性やほふく性の宿根草や低木で成長が早く手入れの要らないものがカバープランツとして向いています。

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カバープランツの種類
最近のゴルフコースでは様々なカバープランツが植えられ、プレーヤーの目を和ませてくれるようになっています。
例えば法面は刈込みが大変ですし、ロックガーデンは花を植えた後の雑草取りが大変です。カバープランツならば管理しやすく、花もきれいですし密植して綺麗な面を作ります。
カバープランツの魅力は、四季おりおりの花が咲き、香りが漂い、見た目美しいという事ですが、以下に私が植えた中で印象的な品種をピックアップしてみました。
@シバザクラ
Aアジュカ
Bマツバギク
Cバーベナ
Dローマンカモミール
Eツルマンネングサ
一年草の花は綺麗ですが、名前の通り毎年枯れてしまいますので多くの面積を管理する場合は手間暇がかかります。
そこで雑草に負けない多年草(宿根草)を植えたいものです。
  この意味でハーブ類は繁殖力が豊富であり、その香りを楽しむことができるため、ゴルフコースでも好んで植えられています。
  ハーブの代表格であるローマンカモミールは極上の香りがしますので、是非家庭でお試しください。

ゴルフ場とカバープランツ
ゴルフ場に裸地があっては興ざめします、ゴルフプレーヤーはどこまでもきれいな芝地が続いて欲しいと願っています。
さてゴルフの起源は諸説あって紀元前まで遡るようですが、定説は12世紀にセントアンドリュース・オールドコースのあった場所(スコットランド)で、石を野兎の巣穴に入れて遊んでいたとあります。
その牧場は現代ゴルフ場と入れ替えられ、羊たちが草を摂食した行為は刈込機械(モア)に、さらに硬い蹄で踏みつけた行為が転圧ローラーに代わったものであります。
芝草の生長点は地際にあり、匍匐茎(ほふくけい)を出して横に広がり、葉やその他の部分の表面にガラス質の珪酸(けいさん)を蓄積して鎧を着けているように体を保護しています。
なお芝草は進化したイネ科の植物で、草食動物たちとの闘いの歴史があって、現在に至ったと言えます。
表題のカバープランツの代表は芝生そのものであり、省管理型の植物として生き残っているのも頷けます。表面が土ならば、雨が降ると流れやすく崩れやすいのですが、カバープランツに覆われた土地はそのような事が起きにくく、手間暇かけず綺麗に維持できるわけです。

花畑はワンペナ?
花畑がOB杭の内側にあればセーフなので、無罰で打つことが可能です。
通常の心の持ち主ならば、アンプレヤブル宣言をしてワンペナを覚悟するであろうと思われます。
なぜなら花畑をなぎ倒すなどはできないという気持ちが起きます。
私の関係したゴルフ場に「エデンの園」というホール名がありますが、このホールはラフにリンゴの木が植えられ、フェアウェイの真ん中は花畑であります。
当然ですが、リンゴは毎年実り花が年中咲き乱れる・・のが名前の由来なので、コース管理はかなり苦労しています。
ここまで凝ると、カバープランツと真逆の発想になってしまいますので管理は遠慮させていただきます。
何の因果なのか、その花畑の管理を楽にするのがやはりカバープランツという事になりそうです。
昔、私が管理する畑の周囲にハーブを植え一息ついていましたら、いつの間にかハーブが畑を駆逐して、ハーブ畑となった苦い経験があります。
ハーブは独特の香りがあり、ペパーミントやレモンバームやアップルミントなどすぐに香りで見分けがつきます。
セージはソーセージにしみこませるハーブですが、名前の由来のように食品には欠かせない香りです。
さて花畑の話に戻りますと、多くのゴルフ場が花の苗を植えて夏期間コース内を花いっぱいにしています。
良く見かけるのがマリーゴールド、サルビア、インパチェンスの3種ですが、これらは概ね黄色、赤、青の信号機のようにしっかり主張しています。
posted by ミナミフジCC at 11:25| コース管理入門編